【終了】初代伊藤忠兵衛没後120年特別展「初代忠兵衛と事業経営」
会 期:2023年 10月16日(月)~11月18日(土)
開館時間:9:30~16:30
休 館 日 :土・日・祝日(ただし、11月4日・5日・18日は開館)
場 所:滋賀大学経済学部附属史料館 1階展示室
関連講演会:11月18日(土)13:30~滋賀大学彦根キャンパス総合研究棟(士魂商才館)3階セミナー室1
「初代忠兵衛と事業経営」講師:宇佐美英機氏(本学名誉教授)
そ の 他:観覧無料
情 報 元 :滋賀大学経済学部附属資料館
本年は、日本を代表する総合商社伊藤忠商事(株)・丸紅(株)の創業者である初代伊藤忠兵衛(1842-1903)の没後120年にあたります。これまでの初代忠兵衛や両社に関する研究は、ほとんどが両社の社史(『伊藤忠商事100年』、『丸紅前史』『丸紅本史』)に依拠して進められてきました。
しかし、2003年夏に豊郷町に所在する伊藤忠兵衛記念館(伊藤家旧邸)から、5万点を超える学界未知の伝来文書が発見され、それらを史料館にて整理・目録を作成する過程で社史にも記述されていない新しい史実も明らかになってきました。
史料館では、伊藤家の事業経営の歴史に関連して、これまでに「地商いから商社へ」と題する企画展を2回開催してきましたが、今回は初代伊藤忠兵衛の存命期に限定して、彼による事業経営史の沿革だけでなく、一人の人間が市井人、商家の主人、夫・父親あるいは舅といった立場、換言するならば社会人、経営者、家庭人としてのどのように生きてきたのかという側面に注目して企画を立案しました。
いまだ当家伝来文書の目録は完成していないため全容は明らかではありませんが、現時点で可能な限り初代伊藤忠兵衛に光をあて、これまで知られていない人物像を描くことを試みました。ぜひご観覧下さい。